5/8~5/11に開催されたIBM Think 2023/IBM Partner Plus Dayに参加してきました。すでに開催から1ヶ月がたとうとしていますが、体験記となります。
日本からの出発は5/7(日)の午前中、途中、テキサス州ダラスでの乗換と入国審査を経て現地フロリダ州オーランドに着いたのが同日の午後2時半頃でした(日本時間では月曜未明)。これまでオーランドでのThink開催というと会場はDisneyworldというイメージだったのですが、今回の会場はユニバーサルスタジオ。到着すると現地は30度近い夏日でした。
到着後、早速会場の下見を行いました。
Thinkの大きな文字と
同じくIBMの大きなロゴが目を引きました。
イベント自体のスケジュールは初日がパートナー向けのセッション、二日目以降がお客様も交えたThinkのメインセッションとなっています。
初日のPartner向けゼネラルセッションでは、てっきり、Thinkのメインセッションからしか登場しないと思っていたCEOのクリシュナさんが登壇し、ビックリしました。
クリシュナCEOからのメッセージはこれまでのものを踏襲して以下の3点を強調していましたが、特に高付加価値のソリューション提案拡大とそれに伴う新規顧客の獲得に大きな期待を寄せている旨を力強く語っていました。
- BP協業はIBM戦略の中心
- ハイブリッドクラウドとAIを武器にお客様に貢献
- テクノロジー活用による成長
またソフトウェア担当のロブ副社長がパートナー経由のビジネス比率をIBM全体で今後5年間にて80%にまで拡大するという話がとても刺激的でした。
初日のイベント終了後は翌日のThink参加者も加わってのディナーパーティー。会場スタッフ以外は誰もマスクしてません。。。海外だともう日常生活ではコロナ以前に戻っているんだなというのを実感しました。
二日目のThinkのゼネラルセッションでは大きな発表がありました。IBM watsonxです。Chat GPTの登場により生成型AIに世の中が強い関心を示す中、IBMが出したサービスがこのIBM watsonx。来場者の関心も非常に高く、講演や展示ブースも多くの人が集まり、大盛況でした。
展示関係ではZのレゴモデルが展示されていたり、量子コンピューターを使ったセキュリティー・ソリューションや気候変動モデルシミュレーションに関する展示など、SDGsを意識したソリューションが大きく注目を集めていました。他にRedHatのブースではユニークなイラストがリアルタイムで描かれてました。
なお、Powerに関しては実機が展示されていましたが、他のソリューション展示と比べると少々寂しい感じ。やはりハイブリッドクラウド&AI、Security、Sustainable Software、量子コンピューターといったものが大きくフォーカスされていて、来場者の関心もそちらに向いている印象です。
なお、イベント最終日前日夜にはアトラクションとして、ユニバーサルスタジオ・オーランドのテーマパークの一つであるアイランド・オブ・アドベンチャーの貸切イベントがあり、他の参加者と一緒につかの間の息抜きをすることができました。
今回の出張を通じて、着実に世界はコロナ前の状況に戻りつつあるということを感じました。
なお、来年のThink開催はマサチューセッツ州ボストンに決まったそうなので、参加される方はラガービールと美味しいクラムチャウダーが堪能できそうですね(笑)。