2023年8月9日
日本アイ・ビー・エム株式会社は2023年8月8日付で、IBM PowerVM Standard Edition とIBM Power VCの営業活動ならびにサポート提供の終了を発表しました。
IBM PowerVM Standard Edition、ならびにStandard Editionの1年SWMA、3年SWMAについては、2023年11月10日付で営業活動を終了します。これは、現在 IBM Power VM Enterprise Edition がすべての IBM Power9 および IBM Power10 サーバーに組み込まれているため、 IBM PowerVM Standard Edition は不要になったとの判断に基づくものです。
また、IBM PowerVM Standard Editionのサポートは2024年9月30日をもって終了となります。
IBM PowerVM Standard EditionからEnterprise Editionへのアップグレードはできません。
とはいえ、現行のIBM Power9、Power10搭載機にはEnterprise Editionが同梱されているので、Power8以前のサーバーでStandard Editionをご利用中の方が今回の発表の影響を受けることとなります。そのPower8搭載機自体も代表的なS814は2024年5月31日でハードウェア・サポートが終了となりますので、この機会にぜひ最新のPower10搭載機への置換をご検討ください。Power9搭載機をご希望の場合、現在販売中のモデルは2023年10月20日で終売となりますので、お早目のご発注をお願いいたします。
同時発表となったIBM PowerVC については、2023年11月10日にバージョン2.x の営業活動を終了し、そのSWMAサポートも2024年9月30日に提供を終了します。
IBM Power VCの後継製品は IBM PowerVC for Private Cloud となります。
現在有効な SWMA を持つ PowerVC ユーザーは、更新時に PowerVC for Private Cloud に無料でアップグレードされます。 将来のリリースは、 PowerVC for Private Cloud のみで構成されるようになります。
以上、ハイブリッドクラウド時代のキーとなるべき2製品についての営業活動終了のお知らせでした。
原文:ソフトウェアの営業活動終了およびサポート終了: IBM PowerVM Standard Edition および IBM PowerVC
https://www.ibm.com/docs/ja/announcements/eom-eos-powervm-std-ed-powervc?region=JPN