LTO7 ドライブ・オートローダー営業活動終了の発表
発表日:2023年6月27日
対象製品と営業活動終了日:以下の表の通り
型番 | 製品 | 営業活動終了日 |
---|---|---|
3588-F7A | TS3500搭載TS1070 Ultrium7 Tape Drive | 2023年6月30日 |
3588-F7C | TS4500搭載TS1070 Ultrium7 Tape Drive | 2023年12月31日 |
3555-E3A #AGKJ | TS4300拡張筐体LTO7 HH Fibre Channel Drive | 2024年6月30日 |
3555-E3A #AGKK | TS4300拡張筐体LTO7 HH SAS Drive | 2024年6月30日 |
3555-E3A #AGKL | TS4300拡張筐体LTO7 FH Fibre Channel Drive | 2024年6月30日 |
3555-L3A #AGKJ | TS4300基本筐体LTO7 FH Fibre Channel Drive | 2024年6月30日 |
3555-L3A #AGKK | TS4300基本筐体LTO7 HH SAS Drive | 2024年6月30日 |
3555-L3A #AGKL | TS4300基本筐体LTO7 FH Fibre Channel Drive | 2024年6月30日 |
3572-S7H | TS2900 Tape Autoloader with LTO7 HH SAS Drive | 2024年6月30日 |
3580-H7S | TS2270 HH SAS Tape Drive | 2024年6月30日 |
7226-1U3 #8441 | Multimedia Enclosure搭載 LTO7 HH SAS Drive | 2024年6月30日 |
7226-1U3 #8446 | Multimedia Enclosure搭載 LTO7 HH FC Drive | 2024年6月30日 |
LTOドライブとメディアの互換性
LTO7ドライブまでは1世代前のLTOメディアの読み込み・書き込み、2世代前のLTOメディアの読み込みが可能でした。LTO8ドライブからは1世代前のLTOメディアの読み込み・書き込みのみ可能で、2世代前のメディアの読み込みは出来ません。LTO5/6ドライブで書かれたメディアが読める上位世代ドライブはLTO7のみです。LTO8/9ドライブに置き換えてもLTO5/6ドライブで書かれたメディアは読めないのでご注意ください。
LTOドライブ/メディアの互換性
IBM LTO5/6ドライブの保守サービス終了
LTO5/6ドライブとオートローダーの一部のモデルは保守サービス終了が発表されております。
対象モデルをご使用中のお客様は次項に挙げた対応方法をご検討ください。
発表日:2022年7月26日
対象製品と保守サービス終了日:以下の表の通り
型番 | 製品 | 保守サービス終了日 |
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3572-S5H | TS2900 Tape Autoloader with LTO5 SAS Drive | 2023年12月31日 |
3572S5R | TS2900 Tape Autoloader with LTO5 SAS Drive Express Model | 2023年12月31日 |
3580-H5S | TS2250 LTO5 HH SAS Tape Drive | 2023年12月31日 |
3580-S53 | TS2350 LTO5 FH SAS Tape Drive | 2023年12月31日 |
3580S5E | TS2250 LTO5 HH SAS Tape Drive Express Model | 2023年12月31日 |
発表日:2023年7月11日
対象製品と保守サービス終了日:以下の表の通り
型番 | 製品 | 保守サービス終了日 |
---|---|---|
3588-F5A | TS3500搭載TS1050 Ultrium5 Tape Drive | 2024年12月31日 |
3588-F5C | TS4500搭載TS1050 Ultrium5 Tape Drive | 2024年12月31日 |
3580-S63 | TS2360 LTO6 FH SAS Tape Drive | 2024年12月31日 |
発表レターURL
https://www.ibm.com/docs/en/announcements/2023-hardware-maintenance-services-withdrawal?region=JPN
IBM LTO5/6ユーザーの対応方法
LTO5/6ドライブ・オートローダーの保守サービス終了への対応として、以下2つの方法が考えられます。
1. LTO7ドライブ・オートローダーへの置換え
LTO5/6ドライブで書かれたLTOカートリッジが読めるのはLTO7 ドライブ・オートローダーです。
3588-F7Aを除いて発注可能なので、営業活動終了日までにご発注頂いて置換える事をご検討ください。
下表はLTOドライブのライフサイクルです。
これまで営業活動終了後数年間は保守サービスが提供されました。
LTOドライブのライフサイクル
2. LTO8/9ドライブ・オートローダーへの置換え
この機会にLTOの最新テクノロジーであるLTO8/9への置換えを検討されるお客様は、メデイアの互換性にご注意ください。
LTO5/6ドライブで書いたバックアップ・アーカイブデータはLTO8/9ドライブでは読めません。
LTO8/9メディアへのコンバージョンが必要になります。
イグアスではLTOメディア コンバージョン・サービスを提供しておりますので、ぜひご検討ください。
なお、お客様がバックアップ用途のみでLTOをお使いで、LTO8/9ドライブに置換えてフルバックアップを取得した後は古いバックアップデータを使用しないという場合は、コンバージョンの必要はございません。
イグアス LTOメディア コンバージョン・サービス
異なるメディアにデータをコンバージョンします。
例)LTO-6をLTO-9へコンバージョン
*1対1のコンバージョンの他に複数本数まとめてコンバージョンすることも可能です。
データ消去・廃棄サービス
コピー元のバックアップ・アーカイブデータを消去します。
*消去証明書の作成が可能です。
メディア・コンバージョン・システムのレンタルサービス
データを外部へ持ち出しできない場合に、コンバージョン元と先のドライブをセットしたシステムをレンタルいたします。
併せて作業を実施する技術者の派遣も可能です。
イグアス LTOメディア コンバージョン・サービス問い合わせ先
vol_supply@i-guazu.co.jp
IBM Storage製品見積りキャンペーンのご案内
イグアスでは、IBM LTO9テープ製品を始めとしたStorage製品の即納可能モデルとキャンペーン価格をご案内するサイト「Storage Digital Platform」を開設いたしました。
当サイトでは、2日以内で出荷可能な即納モデルとその構成がご覧いただけます。
また、キャンペーン価格でもご予算に合わない場合は、簡単な操作で見積り依頼を行って頂けるようになっております。
さらにお客様システムのサイバー攻撃に対するリスク診断のお申し込みも受け付けております。
IBM のセキュリティー専門家によって準備された質問に答えるだけで、お客様システムの現状の課題と改善点を整理したレポートを無償でご提供いたします。
LTO5/6モデル置換えのタイミングで当無償診断を実施して、ハイセキュリティシステム構築をご検討ください。
Storage Digital Platform URL
https://ibm.biz/Bdy4Hz
以上、LTO7ドライブ・オートローダーの営業活動終了の影響について解説いたしました。LTO5/6ドライブ・オートローダーを使用中のお客様は、互換性に留意して対応方法をご検討ください。
IBM iのバックアップ装置として多くのお客様でLTOドライブやオートローダーが利用されております。この度IBMからIBM LTO7ドライブとオートローダーの全てのモデルの営業活動終了が発表されました。
LTOのドライブとメディアの互換性の問題により、LTO5/6ドライブを使用するお客様は特に今回の発表の影響を受ける事になります。
当記事ではLTO7 ドライブ・オートローダー営業活動終了の注意点と対応方法について解説いたします。