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PowerVSに関するご質問についてお答えいたします。
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ライセンス

IBM Rational Development Studio for i (WDS) ライセンスの考え方を教えてください。
オンプレの場合と同様、使用ユーザーライセンスです。PowerVSではユーザー数単位での時間課金となります。
IBM Rational Development Studio for i (WDS) ライセンスの内容は?
開発ライセンスの内容は、オンプレのWDSに相当します。(ADTとHeritage、ILEのコンパイラー)RDWは別途購入(PA)となります。
IBM Cloud Storage Solution for i (ICC) ライセンスの考え方を教えてください。
Core数単位での時間課金になります。
有償SWライセンス(WDS、ICC)の変更はどうすればいいのか、またどのくらいのリードタイムが必要ですか。
WDSユーザー数の変更やその他有償SWの使用変更は、基本的に契約者様がIBM Cloudサイトにログインし、契約しているインスタンス(区画)に対して直接変更可能です。変更内容は即時適用され、その時点から課金されます。(時間課金)
IBM i のOS接続ユーザー数制限はありますか。
PowerVSのOS接続ユーザー数は無制限です。
MQを利用する場合のPowerVS側ライセンスについて教えてください。
MQを利用する場合、OS(SS1)のオプション「HAジャーナルパフォーマンス」が必要となりますが、このオプションライセンスは標準提供されます。尚、MQ自体につきましては標準提供ライセンスではありませんので、お客様側でご用意頂くことになります。

価格

クラウド費用の変動ポイントは?
請求金額(月額)については、IBM側で利用状況に対する課金処理を行った時点での、IBM社内為替レートが適用されます。
またNW接続種類により、アウトバウンド通信量課金が発生します。
WebQueryはユーザ数で費用が変わらないのでしょうか。
WebQueryは2023年10月10日をもって販売が終了し、2023年10月23日をもってPowerVSでは使用できなくなりました。
Web Enablement for i パッケージを通じて配信されている WebSphere Application Server はどのように入手できますか。
Web Enablement for i ソフトウェアで使用可能な WebSphere Application Server を、追加費用なしでEntitled System Support (ESS) Web サイトからダウンロードできます。
IBM Cloudユーザーが管理サイトで課⾦状況を確認できるのは、E/Uでしょうか、B/Pでしょうか。
IBM Cloud ポータルは、基本的にE/U様が所有者となります。そのためB/P様が利用される場合は、E/U様とご調整ください。
オンプレからクラウドにデータを送る場合、課金されますか。
一般的にクラウドはダウンロードについては課金されますが、アップロードには課金されません。
IBM Cloudもアップロードデータ課金はありませんが、Transit Gateway(グローバルルーティング)を使用する構成の場合は、トランザクション量課金が発生し、$0.02/GB(約3円)が必要となります。
IBM Cloudの為替レート適用ルールを教えてください。
2023年2月1日より、IBM Cloud為替レート適用ルールが変更されました。毎月末に設定された主要金融機関のベンチマークレートを使用した為替レートが、翌月1日からの消費に対して適用されます。
https://www.ibm.com/blogs/solutions/jp-ja/ibm-cloud_exchange-rate/
サーバーをオフ(シャットダウン)にすれば課金されないのでしょうか。
PowerVSはサーバーをオフ(シャットダウン)にしても課金されます。課金されないようにするには、インスタンス(区画)を削除してください。
IBM Cloud内でのDirect Link 2.0の課金対象はIBM Cloudアカウント単位でしょうか。
IBM Cloudアカウント単位です。さらに1アカウントあたり、かつ、1データセンターあたり2本まで無償となっておりますので、例えば同じアカウントで東京DCで2本、大阪DCで2本を使用しても無償の範囲になります。
Power Edge Router(PER)経由の接続料金を教えてください。
PERに追加料金はかかりませんが、Transit Gateway(TGW)接続とルーティングオプションの数に基づいて課金されます。
https://cloud.ibm.com/docs/power-iaas?topic=power-iaas-pricing-virtual-server#pricing-for-power-edge-router
※PERと接続した場合、TGWは通常とは別料金になります。(通常より安くなります。)

運用

使用量について「しきい値」設定による「通知」メールは、E/U、B/P、どちらが受け取りますか。また、両社で受取は可能でしょうか。
プロファイルで設定されているメールアドレスに通知されますので、基本はE/U様になります。また追加設定も可能ですので、E/U様とご調整ください。
クレジットカードの登録なしにIBM Cloudのアカウントを作成できますか。
以前はライト・アカウントというクレジットカード登録なしに利用いただけるアカウントがありましたが、廃止されました。ライト・アカウントを既にお持ちのお客様はそのまま継続してご利用いただけますが、新規で作成することはできません。
新規でIBM Cloudアカウントを作成する場合は、クレジットカードの登録が必須となります。
(サブスクリプションコードが発行されている場合を除く)
ユーザー側でバックアップは必要でしょうか。
IBM側ではバックアップは行いません。OS以上の部分についてはユーザー側責任となりますので、バックアップについての検討をお奨めします。尚、テープ媒体の利用環境は提供されておりません。
OSのリリースアップや最新PTF適用は、IBMが勝手に行うのでしょうか。
OS以上はユーザー責任となりますので、リリースアップや最新PTF適用作業はユーザー側作業となります。
使用されているOSがEOSになった場合は、バックレベルサポート費用が追加課金されます。
契約中のお客様がリソース(CPU、メモリー)を追加しようとしたとき、たまたま稼働しているサーバーのリソースに余裕がなく追加できないということはあるのでしょうか?
PowerVSの仮想サーバーが稼働する物理筐体に空きリソースが無く、追加可能なリソース量が制限される可能性はあります。
リソース変更画面で、現在の筐体上で、どの範囲までコア数とメモリの割り当てを変更可能か表示されます。
契約中のインスタンス(区画)を、別のサーバーに移動させることは可能ですか。
別筐体へのインスタンス(区画)移動はサポート側の対応が必要となります。Caseでご依頼いただくことで別筐体に移動を行います。過去の実績としては移動はLive Partition Mobility(LPM)で行われました。
そのリージョンの全ての筐体に空きが無い場合は、移動できない場合もありますのでご了承ください。
IBM i のリリースアップを行いました。ライセンスキー登録はどのようにすればよいですか。
IBM i のライセンスキーは、インスタンス構成に応じて自動的に更新されますので、ユーザー側作業は必要ありません。

契約

1ヶ月 or 2ヶ月だけという短期契約は可能でしょうか。
サブスクリプション契約の場合は最低6ヶ月からの契約のため1ヶ月 or 2ヶ月での短期契約はできません。
ただし最低6ヶ月でサブスクリプション契約をし、契約した金額分を1~2ヶ月で使い切ることは可能です。
その場合はPowerVSの使用が終わった時点でインスタンス(区画)を削除していただく必要があります。
なお、クレジットカード契約では1ヶ月 or 2ヶ月での短期契約も可能です。
契約変更は何ヶ月前に申請が必要でしょうか。
契約変更は種類(解約、更新、追加等)によって事前申請期間が異なりますが、解約の場合は約2ヶ月前、その他変更に関しては約1か月前を目安にご連絡をお願いします。

構成

PowerVSのプロセッサー・グループを教えてください。
S922とS1022はP10、E980とE1080 はP30です。
1台のVRAに複数のPowerVS環境を接続できますか。(PowerVSに接続するDirectLink Connectも複数存在する前提)
可能です。
1台のVRAで設定できる接続数(設定できるVPNトンネル/GREトンネル数)の目安を教えてください。
1,024個まで可能です。
1台のVRAに接続できる拠点数の制限はありますか。
拠点数制限ではなく接続するセッション数を考慮することになり、VRAを稼働させるサーバースペックに依存します。
Basic System Configuration Guide, 17.2.0 (下記リンク参照)
https://public.dhe.ibm.com/cloud/bluemix/network/vra/18_basic_system_configuration_5600.pdf
100以上の接続(セッション)を検討される場合は事前に打ち合わせが必要となりますので、ご相談ください。
VPN for VPC接続で、接続可能な拠点数は?
VPNゲートウェイは1リージョンあたり9個まで、VPN接続は1ゲートウェイあたり10拠点まで接続できますので、最大90拠点と接続可能です。
https://cloud.ibm.com/docs/vpc?topic=vpc-quotas&locale=en#vpn-quotas
VPN for VPC接続のスループットは?
最大650Mbpsのスループットがサポートされています。
https://cloud.ibm.com/docs/vpc?topic=vpc-faqs-vpn#faq-vpn-10
IBM i 7.1を使用できますか。
バックレベルサポートは2024年4月30日で終了しました。
複数インスタンスのPowerVS間でFTPなどのデータ通信を実施したい場合、PowerVS のプライベート・ネットワーク内で 何か別途設定・考慮する必要はありますか。
インスタンス間の通信はCaseでの申請が必要となります。
https://cloud.ibm.com/docs/power-iaas?topic=power-iaas-configuring-subnet&locale=ja#networking-considerations
システム名は固定で命名可能ですか。
可能です。
シリアル番号は変わることがありますか。
変わることがあります。システムメンテナンスやサーバー障害時に、別サーバーで起動されるためシリアル番号が変わります。
インスタンス(区画)のVMピン設定で、別サーバーでの起動をさせないという指定も可能です。
シリアル番号は他のユーザーと共通となりますか。
サーバー上はLPAR構成となるため、シリアル番号は他のユーザーと共通となります。
CPU(CPW)、メモリー、ディスクサイズの変更は可能でしょうか。
IBM Cloud サイトからお客様にて変更可能です。また変更内容は即時適用となり課金されます。
ただしディスクは増やすことは可能ですが、減らすことはできません。
IBM i 7.3を使用できますか。
IBM i 7.3は2023年9月30日に通常保守が終了し10月1日より割増料金となっています。延長保守は2026年9月30日に終了予定です。
S922、S1022のCPW値を教えてください。
イグアス調べでは S922(東京)が15,000CPW/Core、S1022(ダラス)が26,175CPW/Coreのモデルが配備されています。
IBM i 7.2を使用できますか。
IBM i 7.2は2021年4月30日に通常保守が終了し5月1日より割増料金となっています。延長保守は2026年4月30日に終了予定です。
ストレージ・タイプ(Tier0/Tier1/Tier3/Tier5K)について
ストレージ筐体としては全てFlash Storageが使われており、ストレージ装置の論理的な設定でTier毎にIOPSを変えています。
IBM Cloud Object Storage(ICOS)はテープ装置と同じような用途のバックアップになりますか。
ICOSは非定型データ用のストレージです。IBM i でBRMS経由でバックアップを取得する場合は、テープ装置として使用することが出来ます。
Power Edge Router(PER)は冗長できますか。
PERは標準で冗長化されています。

サポート

電話サポートは日本語で問い合わせが可能になったと認識しています。この問合せ窓口は、オンプレの場合のSWMAとは異なる窓口になるのでしょうか。
お電話、チャットでのお問い合わせは平日の日中(日本時間/9時~17時)は日本語での対応可能です。それ以外の時間になると英語での対応となります。なお、IBM Cloudサポート窓口は、オンプレの場合のSWMA問合せ窓口とは異なります。
Caseでの問い合わせは英語のみでしょうか。
Caseでのサポートは、IaaSに関しては英語のみ、OS以上の問合せに関しては日本語も可能となっております。
問合せ方法に関しては下記リンク先をご参照ください。
https://cloud.ibm.com/docs/power-iaas?topic=power-iaas-getting-help-and-support
PowerVS(東京/大阪)のS922でのIBM i 7.1は、いつまでサポートされますか。
モデルS922はオンプレの場合と同様、2024年4月30日でバックレベルサポートは終了しました。
PowerVS(S922、S980)でOracleのStandard Edition2は使用可能でしょうか?
S922(最大2ソケットまで搭載可能なモデル)はSE2の対象モデルとなります。 PowerVSのS922には2ソケット搭載しておりますので、2ライセンス必要になります。
Caseの自動フォローアップと自動クローズについて
2024年4月16日より、ソフトウェア製品とハードウェア製品のサポートへお問い合わせいただいたCaseにおいて、自動フォローアップと自動クローズの仕組みを、グローバル共通の仕組みとして開始いたしました。
詳細は下記リンク先をご参照ください。
https://www.ibm.com/blogs/solutions/jp-ja/techsup-auto-followup/

ネットワーク

東京DCのサーバーがダウンし、大阪DCのバックアップ機に切り替わった際、お客様⇔東京DC⇔大阪DC(バックアップ機)への接続は可能でしょうか。
東京側VRAを入口として東京⇔大阪へ接続、もしくは東京-大阪間をTransit Gatewayにて接続することにより通信が可能です。東京DCが被災した際には大阪DCと接続できませんので、大阪DCとの直接接続もご検討ください。
Network L2構成が可能ですか。
お客様側(オンプレ側)とPowerVS側の2つの拠点間で、同一セグメントのネットワークを構築可能なL2延伸ソリューションは 現在未サポートのため、残念ながら2つの拠点間で同一セグメントのネットワークを構築することはできません。
Public接続でセキュリティ対策は可能ですか。
5250エミュレーターのSSL接続が可能です。
Public接続で複数拠点から接続する場合の注意事項はありますか。
Public接続の場合、速度がベストエフォートということになりますので、多数ユーザーでの利用は推奨されていません。
モバイルPCからPublic接続でPowerVSへ接続できますか。
モバイルPCからインターネットに接続できる環境があれば、PowerVSへのエミュレーター接続が可能です。
PowerVS側のIPアドレスは自由に設定可能でしょうか。
ネットワーク接続の種類によって変わります。(「技術よりな人が最初に読む_IBMCloud柔らか層本」参照)
IBM CloudではClassA(10.x.x.x)のアドレス体系の一部を利用している為、ClassA(10.x.x.x)を利用しているお客様の場合は、事前にご相談を頂きますようお願い致します。
TCP/IPのポートはすべて使用可能でしょうか。
Public接続では制限されますが、その他のネットワーク接続では基本的に問題ありません。
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