2022年12月1日
少し前の話になりますが、2022年3月29日に日本アイ・ビー・エム株式会社が「サービスの終了:ケア・サービス for iSeries Site」という発表を行いました。これは、今までIBMパックセンターが提供してきた「iSeries Site」の保守サービスを全面的に終了するというもので、その保守体制の維持が困難になったという背景があるとのことでした。
営業活動終了日 | 2022年5月1日 |
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サービス終了日 | 2023年6月30日 |
サービス終了メニュー |
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ご存じの通り、iSeries SiteはX-Pack, D-Packなどといった「PACKシリーズ」という名称で知られてきた業務アプリケーションの後継製品で、AS/400の躍進を支えてきたといっても過言ではないベストセラー・ソリューションであり、今でも多くのお客様で利用され続けています。
今回の発表によりパックセンターによるサービス終了となるのは、お客様がご利用の対象機械、OSバージョンに関わらず、ケア・サービス for iSeries Siteの全メニューが対象となります。ただし、ケア・サービスが終了しても、ライセンスの使用権は有効なので、iSeries Siteを継続利用すること自体には問題ありません。
サービス終了により、パックセンターからのiSeries Siteの機能や運用に関するQ/A対応や、法改定や不具合に関わる更新情報(プログラム修正)等の提供がなくなります。パックセンターホームページのケア・サービス専用ページから、更新情報(プログラム修正)等のダウンロードができるのは、2023年6月30日までとなるとのことです。
法令改正により定期的に改修が必要になる給与、経理のモジュールではこのケア・サービスの契約が特に重要であるため、サービス終了後の動向が懸念されておりましたが、この度株式会社クレスコ・ジェイキューブから、現在のパックセンター業務と同様のサービスを継続提供することが発表されました。
株式会社クレスコ・ジェイキューブはその前身を1988年設立のシステム開発会社 アルス株式会社といい、IBMコアパートナーとして100社以上のお客様へ人事・給与・ワークフローの提案・設計・開発・導入~運用支援を30年以上にわたり従事してきた豊富な実績と経験があります。
2022年7月には、アルス株式会社に、同じくクレスコ連結子会社であった株式会社エヌシステム、株式会社ネクサスが統合され、社名が株式会社クレスコ・ジェイキューブとなりました。
今回発表になったのは、現パックセンターが提供している「ケア・サービス」の問い合わせ対応や法改正対応などで、対象となるメニューは以下のものとなります。
対象メニュー |
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加えて、お客様環境の保守請負や問い合わせ対応、カスタマイズを含む導入支援なども個別見積りで対応し、今後の機能改善やバージョンアップ、新製品の開発なども積極的に取り組んでいくとの表明もなされております。
株式会社クレスコ・ジェイキューブによる後続ケアサービスは、IBMのケア・サービスが2023年6月末にサービス終了となった後、2023年7月1日よりスタートとなります。この後続ケアサービスをご希望の場合、契約手続きは2023年4月1日より開始されます。またサービス開始の準備のため、事前登録が2022年5月末日より開始され、事前登録いただいたお客様には、iSeries Site関連情報が適宜メールで送付される特典も提供されています。
ご希望の方には登録シートが送付されるとのことなので、ご興味のある方は以下の問い合わせ先までご連絡ください。
お問い合わせ先
会社名 | 株式会社クレスコ・ジェイキューブ |
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URL | https://cresco-jcube.co.jp |
部署名 | ストラテジックマーケティングオフィス |
担当者 | 清水 潤,田村 良一 |
メール | solution@cresco-jcube.co.jp |
電話 | 03-6417-9995 |